研究活動 2021年

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■ 2021.11.16 【SIPA Faculty Webinar】The Monetary/Fiscal Policy Mix Needed for Attacking the COVID Slump
  Date & Time: Tuesday, November 16, 2021 1:00 PM – 2:15 PM (EST)
  Venue: Webinar
  Featuring: Willem Buiter, Special Economic Adviser to Citigroup and adjunct Professor, Guillermo Calvo Professor of International and Public Affairs, Takatoshi Ito, Professor of International and Public Affairs, and Jack Lew, Visiting Professor of International and Public Affairs
  Moderator: Professor Patricia Mosser, Director of the MPA Program in Economic Policy Management and Senior Resarch Scholar

■ 2021.11.8 PIFSのコンファレンスに参加しました。
  SYMPOSIUM ON BUILDING THE FINANCIAL SYSTEM OF THE 21ST CENTURY: AN AGENDA FOR JAPAN AND THE UNITED STATES
  Agendaはこちら
  Date & Time:November 8-9 from 7:00pm-10:00pm EST (November 9-10 from 9:00am-12:00pm JST)
  Venue: Video Conference
  Theme: Fiscal and Monetary Policy Responses to COVID: Enough or too much?
     • Takatoshi Ito, Professor of International and Public Affairs, Columbia University
     • Mark Zandi, Chief Economist, Moody’s Analytics
     • Yuta Seki, Senior Corporate Managing Director, Nomura Institute of Capital Markets Research
     • Kensuke Niihara, Chief Investment Officer, Japan, State Street Global Advisors
     Moderator: Trevor Hill, Senior Managing Executive Officer, Global Head of Equity, Co-Global Head of Research, SMBC Nikko Securities Inc.

■ 2021.10.20 東大VRセンターのシンポジウムに参加いたしました。
  サービスVRシンポジウム ~サービスVRの挑戦~

  「VR空間の大規模経済圏は構築可能か?」伊藤隆敏(コロンビア大 教授)
  Date & Time: 2021年10月20日(水) 9:00-16:00
  Venue: オンライン開催

■ 2021.9.24-25 スイス中央銀行リサーチ・コンファレンスで、John Williamsニューヨーク準備銀行総裁がプレゼンをした論文に討論者として参加しました。
  リサーチコンファレンスのページ
  プログラムはこちら

■ 2021.9.17 『日本企業の為替リスク管理』(日本経済新聞出版)という新著が出版されました。
  清水順子、鯉渕賢、佐藤清隆(敬称略)との共著です。以前英語で同じテーマで出版しましたが、今回の本は、翻訳ではなく、新たに書き下ろしたものです。ただいま、書店、アマゾンで絶賛発売中です。為替リスク管理にお悩みの企業の経営者様、必読です。(なお、証券・株式投資の為替リスクではなく、実需筋の方の為替リスクの話です。)企業インタヴューに基づいた「ケース」も取り入れている今までになかった実践的な本です。

■ 2021.9 世界銀行は、注目度の高いDoing Business Report「ビジネス環境の現状」のに用いられているビジネス環境にかかわる項目の計測方法の改善のための調査を、パネルに委嘱しました。
  詳細はこちら
  パネルメンバーはつぎの6名。
  Laura Alfaro, Harvard Business School
  Alan Auerbach, University of California, Berkeley
  Mauricio Cardenas, School of International and Public Affairs at Columbia University
  Takatoshi Ito, School of International and Public Affairs at Columbia University
  Sebnem Kalemli-Ozcan, University of Maryland
  Justin Sandefur, Center for Global Development

  このパネルからの報告書は、9月1日に世銀に提出され9月20日に公表されました。
  詳細はこちら

  Doing Businessは、世界銀行が各国のビジネス環境、とくに政府による規制や税制の影響を評価して、その結果に基づいて、ランキング化しているものです。このランキングは、その国の投資環境の良さを示すものとして受け取られることもあり、また世銀も国へのアドバイスをする際にこのランキングを引用していたようです。改革でランキングを引き上げようというのは正しいのですが、いくつかの国は、どのような手段を用いてもランキングの順位を引き上げようとしてきたようです。

  Panelの報告書では、11の要点があるとしていますが、主なものは次のとおり。
  ポイント2.法律およびその(ローカルエキスパートの)解釈(de jure)に頼る採点ではなく、客観的な計測など実態を反映した(de facto)採点に移行するように。
  ポイント3.政府は、交通・通信インフラ整備などビジネス環境に影響を与えるポジティブな役割を果たすべきであり、それを正当に評価すべき。
  ポイント4.FDI環境などを評価対象にすべき (投資環境の良さを表す指標と「誤解」されているのだから、その誤解に答えるような指標になるべき)
  ポイント5.多くの指標の採点の集計とそれに基づくランキングを廃止するように。集計のウェイトは恣意的。
  つまり、個々の指標には意味があってもそれを総合ランキングにするのは意味がなく弊害のほうが大きい、というのが、パネルメンバーの総意でした。

  9月16日、世界銀行は、Doing Business Reportを廃刊とすることを発表しました。
  廃刊の直接の理由は、2018年、2020年のレポートにおいて、China, Saudi Arabia, UAE, Azerbaijanの順位を上げるようにという政治的な圧力が、(当時の)世銀幹部から、DBチームにかけられて、数字を操作された、ということが確認されたということです。WilmerHale社に外部委託したレポート(9月16日公表)の全文はこちら
  特にChinaについて、2018年レポートでの順位にかかわることで、2017年に、当時のKim総裁、Georgieva上級副総裁CEO(現、IMF専務理事)によってスタッフに不当な圧力がかけられた経緯が記述されています。

■ 2021.7 Abenomics (第一の矢と第二の矢)について論文を書きました。
  Asian Economic Policy Review, vol. 16, no. 2に掲載されています。Open Accessにいたしましたので、どなたでもFree downloadできます。
  Takatoshi Ito, “An Assessment of Abenomics: Evolution and Achievements”
  Asian Economic Policy Review, vol. 16, no. 2: pp. 190-219.

■ 2021.9 以下の論文が、Journal of International Money and FinanceにAcceptされました。
  Yamada, Masahiro and Ito, Takatoshi, “Exchange Rate; Price discovery; Liquidity; Market Microstructure; high-frequency trading; macro announcement”
   Publicationになりましたら、またお知らせします。なお、Acceptになった改訂版のひとつ前の版はNBER working paper, no. 27036 (April 2020)で読むことができます。主要な結論は変わっておりません。

■ 2021.9.7 高頻度データ国内コンファレンスを開催しました。
  Date & Time: 2021年9月7日(火) 9:30-16:30
  Venue: オンライン開催
  Organizer: 伊藤隆敏(コロンビア大学 兼 政策研究大学院大学)、山田昌弘(大阪大学)
  Program

 2021.7.23 VoxEUにコラムが掲載されました。
  “The dollar, the yen, or the renminbi? Invoicing currency choices by Japanese overseas subsidiaries”
  Takatoshi Ito, Satoshi Koibuchi, Kiyotaka Sato, Junko Shimizu, Taiyo Yoshimi, 23 July 2021

■ 2021.4.9-10 Thirty Second AEPR Conference (Vol. 17, No. 1)(オンライン)を開催しました。
  Theme: “Pandemics and the Economy: Lessons from SARS, COVID-19, and After”
  Date: Friday 9 and Saturday 10 April 2021
  Organizers: Takatoshi Ito, Kazumasa Iwata, Colin McKenzie, Haruko Noguchi & Shujiro Urata
  Sponsor: Japan Center for Economic Research (JCER)

 2021.4.5 【Online Event】Panel Discussion on Economic Impact of COVID-19 One Year Later
  Monday, April 5, 2021 7:00 PM – 8:45 PM(EST)
  Panelists:
   Professors Guillermo Calvo, Takatoshi Ito, Willem Buiter, Richard Robb, Jack Lew , and Andrea Bubala
  Moderator: Professor Patricia Mosser

 2021.3 RIETIディスカッションペーパーが公開されました。
  「ドル、円、それとも人民元? 日本企業の海外現地法人の貿易建値通貨選択に関する調査結果に基づいた分析」

  伊藤 隆敏 (コロンビア大学・公共政策大学院大学)/鯉渕 賢 (中央大学)/佐藤 清隆 (横浜国立大学)/清水 順子 (学習院大学)/吉見 太洋 (中央大学)
  RIETI Discussion Paper Series 2021年3月 21-E-016
  ノンテクニカルサマリーはこちら

■ 2021.3.10 Tokyo Collegeで、星岳雄教授との「日本経済」連続Web討論シリーズ、Season 2が始まりました。
  YouTubeはこちら
  ※第1~4回および「日本語番外編①、②」が公開されておりますので、ぜひご覧ください。
  東京カレッジについてはこちら
  Season 1はこちら

■ 2021.3.10 書籍『安いニッポン 「価格」が示す停滞』にインタビュー記事が掲載されました。
  中藤玲『安いニッポン 「価格」が示す停滞』(日本経済新聞出版、2021年03月10日発売)
  本書は、日本経済新聞および日経電子版に掲載された記事に基づき、書籍化されたものです。

■ 2021.1 世界銀行の「Doing Business」指標検討の外部パネルメンバーとなりました。
  World Bank: Consulta