研究活動 2008年
■ 12月19日、連邦準備制度(Federal Reserve Board)を訪問、幹部と会談しました。(2008.12.24更新)
■ 12月18日、世界銀行の世界開発レポート(World Development Report)30周年記念シンポジウムに参加し、 次のコメントを発表しました。(2008.12.24更新)
コメント:Takatoshi Ito, “Commentary: The Evolution of Development Economics and East Asia’s Contribution”, Shahid Yusuf (ed.), Development Economics Through the Decades: A critical look at 30 years of the World Development Report, Washington DC: World Bank: 131-138.
■ 12月17日東京で行われたNBER-TCER-CEPR の TRIO conference に参加して、討論者を務めました。(2008.12.17更新)
討論した論文は、
Chihiro Shimizu (Reitaku University), Kiyohiko Nishimura (Bank of Japan), and Tsutomu Watanabe (Hitotsubashi University and TCER), “Residential Rents and Price Rigidity: Micro Structure and Macro Consequences”
でした。
プログラムはこちらです。
■ 12月11-12日に、サンフランシスコで行われた、内閣府社会経済研究所(ESRI)主催の、 Conference on Japan’s Bubble, Deflation and Long-term Stagnation に参加、 Maurice Obstfeld 教授の論文の討論者をつとめました。(2008.12.15更新)
■ 11月27日、東京大学経済学研究科、マクロセミナーで研究発表をしました。(2008.12.1更新)
報告:
Takatoshi Ito/伊藤隆敏(University of Tokyo) Effects of Japanese Macroeconomic Announcements on the Dollar/Yen Exchange Rate: High-Resolution Picture (joint with Yuko Hashimoto)
Abstract:
This paper examines reactions of the yen/dollar exchange rate to macroeconomic statistical announcements using high-frequency data collected from the real trading platform. It investigates the exchange rate returns in reaction to a surprise component of various Japanese macroeconomic announcements. Tankan survey (a short-term business survey conducted by Bank of Japan) and GDP forecast were found to have consistently large impacts on the exchange rate returns. Price indices such as CPI and PPI reports were also found to have significant effects on the returns. On the other hand, Trade Balance announcement had little impact on the returns-which is contrast to findings of the U.S. news release on returns. We also examine the impacts of surprise components of news indicators on transactions. The number of deals increases about 15-30 minutes after the macroeconomic announcements. The transaction responses prominently to Nonfarm Payroll, CPI, Business condition indicators, and partially to Tankan and Retail sales.
■ 11月21日、タイ中央銀行(Bank of Thailand)を訪問、幹部と意見交換をいたしました。(2008.11.25更新)
■ 11月20日-21日、タマサート大学、国際協力銀行共催、「The Future of Economic Integration in Asia」 に参加いたしました。第一日目、Challenges of Economic Integraiton in Asia のPanel のメンバーとして発言いたしました。 (2008.11.25更新)
■ 11月14日にカリフォルニア大学バークレー校で開催された Center for Japanese Studies 50周年イベント、 “Sadako Ogata and Japan’s International Relations”に、パネリストとして参加しました。(2008.11.17更新)
■ 11月13日、サンフランシスコ連邦準備銀行を訪問、幹部と意見交換をしました。(2008.11.19更新)
■ 11月3日、韓国銀行を訪問して幹部と、および韓国大統領府を訪問して経済アドバイザーと意見交換をしました。(2008.11.5更新)
■ 10月24日、ミネアポリス連邦準備銀行(Minneapolis Federal Reserve Bank) と訪問して、幹部と意見交換をいたしました。(2008.11.5更新)
■ 10月24日、ミネソタ大学経済学部主催、故ハーヴィッチ教授を「しのぶ会」(memorial service)に参列いたしました。(2008.11.5更新)
この会については、週刊東洋経済『経済を見る眼-偽装することが損な制度設計に』で言及しています。
■ 2008年9月25-26日、シカゴ連銀と欧州中央銀行共催の International Banking Conferenceに出席いたしました。(2008.9.29更新)
9月26日、パネリストとして参加いたしました。
Session VII: Policy Panel: Where to from Here?
Moderator: George G. Kaufman, Loyola University Chicago and Federal Reserve Bank of Chicago
Panelists: Sam Peltzman, Swiss National Bank / Takatoshi Ito, University of Tokyo / Henry Kaufman, Henry Kaufman & Company / Richard Herring, Bundesanstalt fur Finanzdienstleistungsaufsicht (German Federal Financial Supervisory Authority) / Lawrence R. Uhlick, Institute of International Bankers
■ 2008年9月17日に、福田政権下最後の経済財政諮問会議が開催されました。(2008.9.24更新)
安倍・福田政権における、これまでの諮問会議の記録はこちらです。
■ 日本経済学会2008年度秋季大会に参加いたしました。(2008.9.22更新)
● 9月14日に論文発表をいたしました。
企業金融(会場:B館講義室504 座長:神戸大学 宮尾龍蔵)
“Is DD a Good Measure in Predicting Bank Failures? Analysis of the Distance to Default”
中央大学 原田喜美枝、東京大学 伊藤隆敏、オハイオ州立大学 高橋修平
討論者:神戸大学 宮尾龍蔵
● 9月15日に討論者を務めました。
国際金融(会場:B館講義室501 座長:東京大学 伊藤隆敏)
“Liquidity, Volume and Informational Efficiency: Evidence from High-Frequency FX Data”
神戸大学 岩壷健太郎、富山大学 北村能寛
討論者:東京大学 伊藤隆敏
・プログラム、要旨はこちらです。
■ マラヤ大学経済学部の寄附講座(Tun Ismail Ali Chair)の第4代教授を勤めました。(2008年7月30日就任で8月いっぱいマラヤ大学滞在。)(2008.8.26更新)
つぎのような講演、セミナーなどを行いました。
Date | Activities | Topic |
---|---|---|
8/5 | マラヤ大学経済学部セミナー | “Challenges of East-Asian Economics Integration” |
8/6 | マラヤ大学経済学部、ゲスト講演 | “Foreign Exchange Markets: Roles, Function and Microstructure” |
8/11 | マラヤ大学副総長 ラフィア・サリム氏との面談 | |
8/11 | MIER研究所のおけるセミナーとアリフ教授との面談 | |
8/12 | マラヤ大学経済学研究科ゲスト講演 | “Changing Landscape of Global Finance and Capital Flows” |
8/13 | マラヤ大学、金融市場セミナー | “Tokyo’s Status as a Global Financial Centre and Impact on Asia’s Financial Markets” |
8/18 | マレーシア中央銀行でのセミナー | “Nexus of The Exchange Rate Policy and Monetary Policy Under “Stagflation” Pressure” |
8/19 | マラヤ大学経済学部金融政策ワークショップ | “Monetary Policy in Asia” |
8/20 | ISIS(国際戦略研究所)セミナー | “Nexus of The Exchange Rate Policy and Monetary Policy Under “Stagflation” Pressure” |
8/20 | SEACEN ワークショップ | “Lessons from the Sub-Prime Crisis” |
8/22 | サバ州、サバ・マレーシア州立大学でのセミナー | “Challenges of East-Asian Economics Integration” |
8/25 | マレーシア政府経済計画局でのセミナー | “Role of Finance in Development Process” |
8/26 | マレーシア中央銀行総裁、ゼッティ氏との面談 | |
8/26 | マレーシア元首相、マハティール氏との面談 | |
8/26 | マラヤ大学経済学部教授との最終討論会 |
■ 2008年6月19-21日、オーガナイザーを務めているNBER 東アジアセミナー(EASE)会議が開催されました。 (2008.6.23更新)
プログラムはこちらです。
■ 2008年6月17日、テレビ東京「オープニングベル」にて、インフレ問題について解説をいたしました。(2008.6.23更新)
■ 2008年6月6日、Euromoney Japan Forex Forumに参加しました。(2008.6.9更新)
鷲見周久氏(金融庁総務企画局)とニック・ヘイワード氏司会をする「グローバル金融センターとしての東京の凋落と、 日本の金融市場への影響」というパネル・ディスカッションに参加しました。
■ ハワイ大学にて招待講演「久保寺レクチャー」を行いました。(2008.6.2更新)
2008年度「Kubodera International Lecture」の講師に選ばれて、2008年5月30日、「ドル・円・ユーロ」という題名でレクチャーを行いました。
■ IMF-財務省コンファレンス 「Financial Turbulence and the Global Financial System: A Pre-G8 Finance ministers’ Meeting Symposium」 に出席いたしました。(2008.6.4更新)
Session 2: Changing landscape of global finance and capital flowsの討論者を務めました。
詳細はこちらです。
■ 4月24-25日、IMFで行われた会議 “International Macro-Finance”に出席いたしました。(2008.4.30更新)
Vincent Reinhart氏とMichel Dooley氏とともに、パネルディスカッションに参加しました。
詳細はこちらです。
■ 日銀の総裁・副総裁人事について(2008.5.19更新)
事実関係詳細はこちらをご覧下さい。
■ 4月17日、日本外国特派員協会(Foreign Correspondents’ Club Japan, FCCJ)で “Making Tokyo A First-Rate International Financial Center” という題名で、講演をいたしました。(2008.4.17更新)
FCCJのホームページこちらです。
アナウンスはこちらです。
Glocomによる講演概要はこちらです。
■ 4月3日、ダナンで行われた、ASEAN+3の財務大臣、中央銀行、代理会合において、 ASEAN事務局からの委託研究の発表を行いました。(2008.4.7更新)
■ サブ・プライム住宅ローンに端を発するアメリカの不安定な金融市場について調査のための出張を行いました。(2008.4.7更新)
結果については経済財政諮問会議に報告しておりますので、 4月1日の議事要旨を参照ください。
なお、伊藤の発言部分のみはこちらです。
■ 2月27日、ASEAN+3 Research Group Meeting (ハノイ)に日本の国際通貨研究所の研究成果発表のために参加しました。(2008.2.29更新)
■ 大学入試の季節です。今日は(2008年2月25日)は、東京大学の入学試験です。(2008.2.25更新)
受験生の皆さん、がんばってください。でも、約40年前、1969年のことですが、東京大学の入試は行われませんでした。 学生運動による混乱のなかで、文部大臣(と東大総長)が、入学試験の2ヶ月前に「中止」を決定したからです。 その年の(東大を受験したであろう)受験生はどこへ行ったのか? 彼らの、その後の40年間の「東大卒」ではない、人生はどんなものだったのか? あの年の受験生ひとりひとりにとっては思い出したくもないトラウマですが、しかし「教育経済学」の観点からは、壮大な社会実験だったのです。
→興味のある方は、『アエラ』(2008年3月3日号)および、こちらをどうぞ。
■ 2月18日、東京大学公共政策大学院は、シアンス・ポー(フランス)と、学生交換の覚書に調印いたしました。 (私も、調印式に立ち会いました。)(2008.2.22更新)
公共政策大学院は、これまで、コロンビア大学SIPA、シンガポール国立大学リー・クワン・ユー公共政策大学院と学生交換を行っております。 国際的に活躍する官僚やビジネスマンを目指す学部学生は、公共政策大学院への進学も選択肢をして考えてはいかがでしょうか。
– 東京大学公共政策大学院はこちらです。
– 公共政策大学院の「国際交流」に関する情報はこちらです。
■ 2月1日、Japan Society New York で行われた、日米欧の金融監督の「執行」(Enforcement)に関する会議に出席しました。(2008.2.12更新)
“Enforcement in the U.S. & Japan, with Lessons from the UK”
こちらをご覧ください。
■ 1月25-26日、DAVOS会議に出席いたしました。(2008.1.28更新)
“Should We Fear Slowdowns?” Summaryは、こちらです。
■ 1月4-6日のアメリカ経済学会年次大会に出席いたしました。(2008.1.11更新)
毎年この時期に行われる社会科学系学会の連合大会で、3000人以上のエコノミストが集結します。 経済学の新PhD(この夏取得予定)のJob Market (各校面接)も行われています。
プログラムは、こちらです。